情報システム部 主任 S・O
情報システム部は少人数で業務を担っているため、日常的に発生する社内システムの更新対応や、専用データの抽出、会員サービスの運用など、特定メンバーに依存しやすい業務が多い点に不安がありました。
そのため育休前には、業務の棚卸しとマニュアル整備を行い、誰が担当しても対応できるよう準備を進めました。育休のように計画的に取得する休みだけでなく、突発的な長期休暇にも備えられるよう、日頃から業務プロセスを整理しておくことの重要性を改めて感じました。
今回の育休取得は、月初に発生するセキュリティ関連の更新対応などと重なったため、産後育休を分割して取得する選択をしました。また、データ登録や会員サービスの増加対応など繁忙期と時期がずれていたこともあり、業務の影響を最小限にしながらスムーズに育休を取ることができました。
長男(小3)、次男(年長)に加え三人目の育児ということもあり、送り迎えや家事、日中のオムツ替えや寝かしつけなど、慌ただしく過ごす日々でした。
一方で、「社会から完全に離れてしまった」と感じないように、子どもが寝ている時間を使ってIT関連のニュースに目を通したり、資格テキストに少しずつ目を通すなど、無理のない範囲でインプットの時間も確保しました。ただし、あくまで育児が最優先で、「できれば十分」という気持ちで取り組むようにし、頑張りすぎないことを心がけていました。
育休を経験したことで、キャリアを「積み上げ続けなければならない線形のもの」ではなく、ライフステージに合わせてペース配分を柔軟に変えながら歩んでいくものとして捉えられるようになりました。
「今は育児を最優先にして無理なく続ける時期」「子どもが成長したらまた挑戦のフェーズに進めばよい」と、長期的な視点で考えられるようになったことは大きな変化です。 また、時間の制約があるからこそ、「自分が価値を発揮できる領域はどこか」「限られた時間でどう成果を最大化するか」を意識するようになり、一つひとつの業務への集中度が以前より高まったと感じています。
仕事も育児も、時間に限りがある中でどう成果を出すかを常に意識しています。
フレックス制度の活用や計画的な休暇取得をしながら、家庭の予定が分かっている場合には早めにスケジュールに組み込み、チームと共有することで、業務調整がしやすいよう工夫しています。
育休はキャリアにマイナスになるどころか、自分の価値観や働き方を見つめ直す貴重な機会になると感じています。
実際に育休中、「どんな働き方をしたいか」「何を大切にしていきたいのか」を考える時間を持つことができました。
不安や迷いがあるのは当然です。その際は上長・人事・育休経験者などへ気軽に相談してみてください。制度面でも運用面でも、思った以上に柔軟に対応してもらえることがあります。
育児は一度きりのかけがえのない時間です。
仕事も大切ですが、“今しかできない経験”にしっかり向き合えるよう、納得のいく形で育休を選択していただければと思います。
そして復帰後の働き方は、会社と共に作り上げていけるものです。どうか前向きな気持ちでキャリアを続けていただけたら嬉しいです。