クライアントである上場企業様に対し、機関株主をはじめとした株主構造の精緻な特定を基に、IR・SR戦略の助言や株主総会対応、アクティビスト対応など、多岐にわたる戦略を練り提案・実行しています。いずれも、株主対策にお困りの企業様の課題解決、さらにその先の企業価値の向上が目的です。当社は実質株主判明調査のノウハウを持っている点が強みです。株主名簿に書かれているのは株式保管者であり、実際にどのような投資家がいて、誰が議決権を行使しているのかは把握しにくいもの。その動きを当社独自のAIやネットワークから詳細に調べ、有効なSR対策と経営戦略につなげていきます。お客様の役員会議など重要な場面に出席し、綿密に練った資料を基にプレゼンテーションする機会も多いです。
日々新しい動きが起こる資本市場において、その流れに取り残されることなく知識をアップデート、社内外から貴重な情報を得ることも欠かせません。大変ですが、刺激的で面白い点でもあります。時に会社法を見直したり、過去のTOB案件を調べたり、お客様にとって必要な情報、ベストな戦略とは何か、稚拙な提案になっていないかなどを自問自答しながら誠心誠意向き合っています。お客様にご提案事項を採用いただき、その結果、企業経営の大切な判断につながった、課題解決に至ったというときには大きなやりがいを感じます。一つの案件は半年から1年程度ですが、その後も何かにつけてお客様からお声がけいただくことがあり、多大な信頼をいただいていることは本当にありがたいことだと感じます。
当社社長の「現状維持は即堕落」という言葉を私自身肝に銘じていますが、同様に現状に甘んじることなく、日々新しい知識の吸収・改善を心掛けるなど向上心旺盛で、自分で考え自発的に行動できる社員が圧倒的に多いように感じます。お客様の選定もアプローチ方法も自己判断が基本で、いい意味で自由です。自分が何をすれば会社に貢献できるかを日々考え、主体的に動く、ある意味資本市場で縦横無尽に活躍する野武士集団といえるかもしれません。それでいて社員と役員間に垣根はなく「どんどん利用していい」というのが上層部の考えです。日々社長や役員からも良いアドバイスや刺激をもらえます。大型プロジェクトなどの重要局面では、みんなで攻めてみんなで守る全員野球のように、チーム力を発揮できる点も魅力だと感じます。
簡単な仕事ではありませんが、だからといって最初から知識・経験が絶対に必要というわけでもありません。まっさらな状態で入社し、ものすごい勢いで成長する新人もいます。他社に入った同級生と1年目終わりにはマーケットへの感度や知識、問題解決力に至るまで驚くほど差がついているでしょう。若くしてなかなか接することのできない経営者層から多大なる信頼が返ってくるので、その手応えも十分です。ハードながら刺激に富む日々は面白く成長につながると感じる人、常に自分を律し向上心を持って取り組める人にとってやりがいのある大きな職場です。